間違いだらけの防犯対策

間で耳目を引く犯罪や事件が起こるたびに、それに対応する個別の対応策をニュースで耳目にします。
しかし、それは犯罪には種類や傾向があるのに、人間の身体に例えると健康な身体を作るには、「よく食べ、充分な睡眠をとり、適度な運動をする」という健康全般の表現で、病気に合った処置でなく、専門医に診断を受け治療をするとは異なります。
侵入盗対策では、強盗(無敵の人)対策はできませんが、同列に語られ対策の説明をしています。
大は小を兼ねると言いますが、防犯設備対策では過剰設備は費用が発生するだけでなく、システムの複雑化によるヒューマンエラーの原因となります。また、過小設備ではそもそも犯罪対策設備にならず無駄と言えます。
侵入防止4原則(音、光、目、時間)は費用対効果を考え犯罪対策別に専門家(総合防犯設備士・防犯設備士)による犯罪別の正しい対策が、貴方の大切な生命・財産を守るのです。

しかし、犯罪白書によると侵入盗(忍び込み)被害の多くが無施錠の開口部(玄関・勝手口・窓)等から犯行に及んでいることから原因は、「カギを締めた」という記憶のエラーによるものと考えられます。

優秀な対策機器、侵入警報システムを導入してもそれを使いこなす人間に問題があれば、無意味となることからエラー減少のために設置設備の確認作業には、心理学的にも効果ある「指差し・(空書)声だし」確認をお勧めします。

2025年11月28日